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Naked Collection

1950年代のアメリカで、異彩を放った文学


【 ビートニク Beatnik 】


その中心人物、ウィリアム・S・バロウズの著書
【裸のランチ The Nakid Lunch】より命名。

ビートニクとは、 順応主義や体制の中に歪められた人間性を解放しようとする事。
生きるに値する新しい社会を見出そうとする事。

 

 価格や名前で、物事の良し悪しを判断する文化に定着しているように感じます。
『インポートブランドだから間違いないはずだ』と盲目的になるのではなく、物事の本質を裸の状態(Nakid)を見て頂きたい。


Nakid Collectionは、余計なオプションを無くして、価格を抑えたコレクションになります。 マーチャント(生地を買い付ける会社)ではなく、 ミル(生地を織る会社)からの、中間コストを抑えた中高級の生地をご用意しております。


これから日本を変えていく若い世代に着て頂きたく、出来る限り価格を抑えました。
満足できる物を身に付けて、外見ではなく中身(Nakid)で勝負するような男になって欲しいです。

Nouvelle Collection

1950年代末に始まったフランスにおける映画運動


【 ヌーヴェルヴァーグ Nouvelle Vague 】


フランス語で 新しい波 を意味する
【ヌーヴェルヴァーグ Nouvelle Vague】より命名。

ヌーヴェルヴァーグとは、 映画史最大の変節点と評される、フランスの映画潮流の呼称。 今までの常識に捉われる事なく、新しい表現方法を見出す事により映画史を塗り替えた。

 

TPOに沿った服装をする事は最低限の礼儀ですが、今は逆に保守的になりすぎているように感じます。周りの人を敬いながら、自己表現というコミュニケーションツールを見直して、新しい(Nouvelle)物にも目を向けて頂きたい。


Nouvelle Collectionは、生地の品質と1点物のデザインに拘ったコレクションになります。
新鋭、老舗関係なく集めた旬の高品質の生地や、足で集めたデッドストック生地と、300色以上の裏地をご用意しております。


世界に1着のスーツが欲しい方、オーダースーツに飽きてしまった方に、 貴方様だけの密かなこだわりを、オリジナルデザインとしてお作り致します。
私がもっとも得意とするのが、Nouvelle Collectionです。

Duchamp Collection

1910年代にヨーロッパとニューヨークで起こった芸術思想


【 ダダイスム Dadaisme 】


そのダダの中心人物であり、レディメイド(既製品)を作り出した【マルセル・デュシャン Marcel Duchamp】より命名。


ダダとは、 大量生産として作られた 機能的な意味合い の既製品を、 製作者とは異なる者が、その中に 美術的意味合い を見出そうとする試みの事。

 

昨今のブームで、オーダースーツが既製品化しているように感じます。最高峰のコレクションの名前に、既製品を作り上げた男の名前を借りたのは、巷のオーダースーツを既製品と皮肉らせて頂くためです。


Duchamp Collectionは、一人の職人が手縫いで最初から最後まで仕上げるコレクションになります。 最高級の生地を使って、一人の職人が貴方様だけの為に、2ヶ月掛けて製作します。


どんなに難しい体型でも、どんなに繊細な生地でも、ピタリと身体に合わせる事ができるのが、手縫いの技術です。 常に時代を革新してきた職人芸を惜しげもなく注ぎ込みます。 懇意にして頂いている職人さんに全面協力して頂き、実現する事ができました。


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日本人が着るスーツを、日本人が作らなくてどうするんですか
日本の技術を軽く見られるのには、我慢なりません。

仕立て代金の差とは、技術と情熱の差だと私は捉えております。

 今、日本のテーラーの職人の平均年齢をご存知でしょうか? ゆうに 60歳を越えています。
手に職があるからボロ儲け… なんて事は全くないのです。

 職人の世界に固定給はありません。 全て出来高払いです。最近のオーダースーツデフレの影響で、工賃を安く叩かれ、サイズの直しの仕事と年金でなんとか食いつないでいる人もいます。薄暗い長屋で黙々と深夜まで仕事。急ぎの仕事も入る為、気を抜いて外出もできません。

 生活の安定を求めてガードマンのアルバイトを始めた人は、二度と針仕事に戻りません。
針仕事が賃金の割に合わず、馬鹿らしくなるそうです。

 こんな環境では、後継者が育つはずがありません。 職人さん達は『自分がやるしかない』という責任感とプライドで仕事をしてくれています。 もちろん皆、洋服が好きだからです。

 主観ですが、 あと10年ほどしたら日本のオーダースーツは一旦、幕を下ろすでしょう。
その後は、決まりきった形しか作れない既製品のようなオーダースーツと、政治家のような方々の為だけのオーダースーツに二極化するでしょう。


 この流れを止める事は難しいです。二極化が進まない方が世の中の方がおかしいのですから。このままいくと私が作りたいスーツも、あと10年ほどで作れなくなってしまうかもしれません。
それほど急速に日本の技術の空洞化が進んでいます。

 私が、戦後から針一本で貫き通した諸先輩方に現状出来る事は、ご注文者様から適正な工賃を頂戴できるようなレベルが高い仕事が出来るよう精進する事だけです。 そして、先輩方には少しでも長く日本の技術者として気持ち良く働いて頂きたいと思っております。

上田金太郎